競泳界に新風を吹き込む17歳のスイマー、大橋信が圧巻の快挙を成し遂げた。
愛知・名古屋アジア大会の競泳男子200m平泳ぎで、2023年世界選手権で覃海洋(中国)が樹立した2分5秒48の世界記録を一気に0秒65上回る、2分4秒83の驚異的な記録をマーク。100mでも董志豪(中国)と同着で金メダル、50mでも銅メダルを獲得した。さらに男子および混合の4×100mメドレーリレーでも銀メダルを獲得し、出場全5種目で表彰台に立った。
50m、100m、200mの3冠を達成した今年3月の日本選手権の後、大橋は200mでの世界記録更新に対して、大きな手応えと自信をのぞかせていた。
「今、自己ベストは2分6秒59(当時)なんですけど、レース全体のペース配分をうまく組み立てれば5秒台は出ると思っています。5秒台を出せれば、あとは0.5秒削るだけなので。練習をさらに積んでいけば出せるタイムだと思っています」
達成の時期については「オリンピックの選考会ぐらいまでには」と描いていた。
それを軽々と上回るタイミングで記録を塗り替えたのだから、その成長曲線の鋭さには鳥肌が立つ。

大橋のレースを特徴づけるのは、幼い頃から磨いてきたテンポの速い泳ぎだ。他の選手よりピッチが明らかに速く、体力を大きく使うスタイルにも見える。
それでも大橋は日々の膨大な練習によって、この泳ぎをしっかり自分の強みにしてきた。「他の選手よりは体力消耗すると思うんですけど、練習からそういう泳ぎをしているので、体力もその分ついていると思う」と語る通り、日々の泳ぎ込みが、タフで無駄のない動きを支えている。
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