ドイツに勝って「ブラボー!×3」、スペインに勝って「マジみんなブラボー!!!」。称賛に使うこのイタリア語の感嘆詞が長友佑都によって話題を呼んだのは、ご承知のとおりだ。カタールワールドカップの開催時期がもう少し早ければ、流行語大賞にもノミネートされたに違いない。
「もってる」のように自分に向けた言葉ではなく、そのベクトルをチームに設定したあたりが何ともベテランらしい。強者に対して俺たちはやれるんだと後輩たちの背中をピッチ内外でバンバンと押し続け、その気にさせたアンサーが「ブラボー」だったわけである。底抜けにポジティブなマインドもさることながら、フィールドプレーヤーとして日本人初となる4大会連続のメンバー入り、そして海外での豊富なキャリアがあるからこそ強い説得力を帯びた。
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photograph by KYODO