Jリーグが開幕したその日の夜、横浜FCは、素早い決断を下した。足達勇輔監督の解任を決めたのだ。もっとも、前シーズンを12チーム中11位で終えた監督が留任していたわけだから、ある意味、遅すぎる判断だったと言うこともできる。
足達監督のもとでコーチを務めていた高木琢也に監督就任依頼が来たのは、初戦(対愛媛FC戦)を落とした翌日、日曜日夜のことだった。
「やはり多少は不安があって、半日いろいろ考えた。自分には経験がないとか。でも、ネガティブなことを考えてもいろいろと材料が出てくるだけで、ポジティブに考えようと切り替えたんです。監督をしたくてもできない人はたくさんいるし、確かに形としては急だけど、こういうビッグチャンスをものにしていかないといけないな、と」
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