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北京五輪代表を巡る男子の戦い。3強を猛追する佐藤、友野。

GPシリーズ最終戦、ロシア杯のショートでは自己ベスト更新の95.81点で首位に立ち、総合3位に輝いた友野

 北京五輪の代表を決定する全日本選手権に向けて、男子3枠の争いにドラマが起きている。昨季終了の時点では、世界選手権で2、3、4位の鍵山優真、羽生結弦、宇野昌磨がリードと思われたが、その背中を追う日本男子が粘りを見せているのだ。

 まず「日本初」の快挙を遂げたのは佐藤駿(17)。フランス杯のフリーで、4回転ルッツと4回転フリップを成功した。この2種を持つのは、世界でもネイサン・チェンとビンセント・ジョウのみで、大きな強みになる。もちろん「初」や「歴史」といった冠に無関心な佐藤は、日本初と聞かされて「え、そうなの? へえ。やったあ」と気軽な返答だったとか。彼にとってはジャンプを跳ぶ快感そのものの方がご褒美のようだ。むしろ4回転トウループでミスしたことを悔やんでいたが、その理由も彼らしい。

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photograph by AFLO

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