神々しいまでの純白の躍動に宿った勝負強さ。桜花賞を堂々制し、牝馬クラシックのど真ん中を歩む彼女はこの先どんな物語を紡ぐのか――。無敗で第1章を終え、次なる頁がいま捲られる。
「ゴールドシップも手掛けさせていただいたけれど、そもそも芦毛が好きなんです。繁殖や種馬に上がれなくても誘導馬とか神馬とか、延命になる余生の道がありますから。それが今回はさらに白い白毛。金子(真人氏/名義は金子真人ホールディングス)オーナーには感謝しかありません」
ソダシを預かることが決まったとき、須貝尚介調教師はそう感じたという。
話は2年前、2019年に遡る。オーナーから送られてきた1歳の管理馬リストに父クロフネ、母ブチコ、のちにソダシと名付けられる馬が記されていた。
「すぐに見させていただきました。『真っ白で綺麗』というのが第一印象でした」
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