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開催続行のベラルーシに注目も。 コロナ禍とサッカーの“浄化”。

2020/04/18
まばらな観客、マスク姿の警備員の前で行われるベラルーシ・プレミアリーグ。同国はFIFAランク87位の小国だ。

 世界中でサッカーが停止する中、コロナ危機がプラスになった例もある。

 最も恩恵を受けたのは欧州の中で唯一、休止することなくリーグ戦を続けているベラルーシだろう。かつてアーセナルやバルセロナでプレーしたMFアレクサンドル・フレブはこう冗談めかした。

「サッカーが止まったおかげで、今では世界中が僕らがプレーするベラルーシリーグの試合を見ている。北米のNHLのシーズンが終われば選手がロシアにきてプレーするように、メッシやロナウドがベラルーシに来てプレーしてもおかしくはないね」

 同国では4月4日時点での感染者が350人程度で、リーグ側は止める必要はないと判断した。その決断によりベラルーシリーグは世界に認知され、サッカーロスに嘆く各国から注文が入り放映権料も高騰。ベラルーシサッカー連盟のセルゲイ・ジャルデツキ氏は「世界が我々を見てくれる、非常にポジティブなこと」と誇った。稀少性がプラスに転じた例だ。

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photograph by Getty Images

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