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森重真人に漂う「ラスボス」感。 “粗くない”強さに自信が溢れる。 ~目指すは初の全試合フル出場~

2019/08/09
加入10年目を迎えた森重(左)。一昨年に負った左腓骨筋腱脱臼の大ケガを乗り越え、FC東京の後陣を支える。

 これを「ラスボス」と言わずして何と言えよう。

 FC東京のディフェンスを束ねる32歳、森重真人が例年以上に大きく見える。味方を動かして、自分は中央にデンと構えて極力動かない。味方が突破されたところで満を持してボスが登場。経験に基づく読みと元々の体の強さで相手に思うようなことをやらせない。こういうシーンがやたらと目立つ。

 このドッシリ感は意識してのものだという。

「今までの自分は良くも悪くも機動力というか、中盤の位置まで行って(相手を)潰したりしていたんですけど、真ん中にいて状況を見たうえで判断するようにしています。ボランチの(橋本)拳人、(高萩)洋次郎くんが後ろの守備に対して凄く気を利かせてくれているので、自分としては彼らとコミュニケーションをうまく取りながらやっているつもり」

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photograph by Getty Images

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