#982

記事を
ブックマークする

世界に羽ばたいた18歳。 久保建英は想像を超える。 ~終盤に強いのは、才能の証左~

2019/07/17
プロとして所属した2チームの対戦後に行なわれた壮行セレモニーで、久保はFC東京イレブンから胴上げされた。

 久保建英は想像を超えてくる。先のコパ・アメリカ。18歳になったばかりとあって本気の南米勢を相手に90分間フルに稼働するのはキツいと勝手に見越していた。

 蓋を開けてみれば先発したグループリーグ初戦チリ戦、第3戦のエクアドル戦は最後まで戦い抜いている。森保一監督が攻撃における彼のアイデアを手放すことはなかった。

 終盤に入ってから疲れるどころか輝きを増した。決勝トーナメント進出が懸かるエクアドル戦がそうだった。後半34分、ゴール前に出ていく上田綺世に対する絶妙な浮き球パスはGKにキャッチされたものの、同45分には相手を引きつけたうえで前田大然に対して決定的なスルーパスを送っている。終了間際には右足で自ら押し込んだが、オフサイドと判定された。隙をずっと狙い続けていた。

特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Getty Images

0

0

0

前記事 次記事