#981
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<No.1インタビュー> 棚橋弘至「もっとドロドロしたプロレスを」

2019/06/27
最終中間報告の2位から大逆転勝利! 僅か610ポイント差で、最後のプロレス総選挙の王座を掴んだ“100年に一人の逸材”。怪我を抱えたどん底とも言える状況から、昨年8月にG1を制し、今年の1・4東京ドーム大会でIWGPヘビー級王座を奪還。あらためて圧倒的な存在感を見せつけたエースは今、何を思うのか。台頭する下の世代への思い、「日本のプロレス」とは何か、自分は何のために闘うのかを語る、90分一本勝負のゴングが鳴る。(Number981号掲載)

 これが“エース”の底力なのか。

 現役最高のプロレスラーをファンの投票で選ぶ「Numberプロレス総選挙」。2015年に「新日本プロレス総選挙」として始まり、'17年からは「日本で試合をしたことのあるすべての現役レスラー」が対象となったこの企画。

“THE FINAL”と銘打たれた今年は、内藤哲也との熾烈なデッドヒートを制した棚橋弘至が、4年ぶり2度目の頂点に立った。

 この3年間、プロレス総選挙では常に棚橋と内藤のトップ争いが繰り広げられてきたが、'17年、'18年とも1位は内藤。棚橋は2年連続、僅差の2位で涙を飲んできた。

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photograph by Satoshi Minakawa

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