錦織圭や西岡良仁、ダニエル太郎の日本が、ラファエル・ナダルのスペインやノバク・ジョコビッチのセルビアに挑む――新フォーマットのデビスカップでは、こんな楽しみな対戦が頻繁に見られるはずだ。
デ杯はトップ選手に敬遠され、地位低下が明らかだった。2010年に母国を世界グループ優勝に導いたジョコビッチは、'17年の準々決勝を最後に出場していない。ロジャー・フェデラーも'15年の出場が最後だ。世界グループで優勝するには、年間4週間をまるまるデ杯に捧げる必要があった。トップ選手がランキングポイントの得られないデ杯より個人戦を優先したのは致し方ない。現状を打破するため、主催者のITF(国際テニス連盟)は今年から、1週間で3チームのリーグ戦と上位8チームによる決勝トーナメントを行なう新方式を採用した。予選免除の6チームと2月の予選を突破した12チームの計18チームが、11月にスペイン・マドリードに集う。対戦はこれまでのシングルス4試合、ダブルス1試合から単2試合、複1試合に変更された。
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