#914

記事を
ブックマークする

無念のポストシーズンも、前田健太が 得た手応え。~出来高契約のほぼ満額 を手にする予想以上の活躍~

2016/11/08

 ドジャースがナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)でカブスに敗退し、前田健太のメジャー1年目が終わった。ポストシーズンでは3試合に先発したものの、最長で4イニングしか投げられず、最後まで勝利とは無縁だった。NLCS第5戦では、4回途中1失点ながら降板。消化不良のまま、終戦を迎えた。

「悔しいですね。ここまで来て勝ちきれなかった。僕自身もなかなか苦しいピッチングが続いていたので、悔しい思いはあります」

 その一方で、確かな手応えと収穫を感じられるシーズンだった。2月の春季キャンプ以来、メジャー特有の滑るボール、硬いマウンドにも違和感を訴えることなく、スムーズに対応してきた。開幕3戦目で初勝利を挙げたのをはじめ、4月は3連勝と好スタートを切った。その後、連敗した時期こそあったものの、故障者が続出するチームの中で、唯ひとり先発ローテーションを守り抜き、32試合に登板。チームトップの16勝、防御率3.48と、文句なしの成績を残した。

会員になると続きをお読みいただけます。
オリジナル動画も見放題、
会員サービスの詳細はこちら
特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Yukihito Taguchi

0

0

0

前記事 次記事