昨年2月のアジアカップ敗退後に契約を解除。改革の道半ばで日本を去った指揮官は中東にいた。前代表監督が、いま日本サッカーに言いたいこと。
前日本代表監督の声は明るかった。
「あれから1年が経った。色々と話そう。私から伝えたいこともある」
日本サッカーについて話を聞かせてもらえないか。電話でそう伝えると、ハビエル・アギーレはふたつ返事で了承した。
彼はスペインでの告発騒動を理由に、昨年2月に日本サッカー協会と契約を解除している。終わり方は、あまり気持ちのいいものではなかった。その後、休息を経て、昨夏UAEのアルワハダの監督に就任。その間、アギーレは日本メディアの単独インタビューは受けていない。「波風を立てるのが嫌だった」からだという。
志半ばで終わった日本での挑戦、半年間で見たものとは何だったのか。内に秘めた思いを聞くため、冬のアブダビに飛んだ。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Tomoki Momozono