ある作家の死がサッカー界を悲しみに包んでいる。
エドゥアルド・ガレアーノは4月13日、母国ウルグアイのモンテビデオで肺がんのために死去した。
1971年発表の『収奪された大地。ラテンアメリカ五百年』で知られるガレアーノは、歴史、政治、ジャーナリズム、スポーツを結びつけた初の作家とされ、その著作にはサッカーが度々登場する。
1995年に出版した『El futbol a sol y sombra(スタジアムの神と悪魔)』はサッカー文学史に残る名著で、世界中で翻訳され今も読み継がれている。
ちなみに三部作の『火の記憶』を執筆したのは、彼がバルセロナに亡命した'70年代後半のことで、スペインサッカーとの関わりも深い。FCバルセロナはプレスリリースを出し偉人の死を悼んでいる。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by AFLO