ここ数年、ツアーの「明日」を語る議論がどうにも盛り上がらなかった。男子はラファエル・ナダル、ノバク・ジョコビッチらBIG4が、女子は「1強」のセリーナ・ウィリアムズが君臨。頭を押さえつけられ、逸材とされる若手が芽を出せずにいたからだ。
一方で、35歳のトミー・ハースが2大会に優勝するなど2013年の男子はベテランの頑張りが目立った。年間65大会のうち、21歳以下の優勝はわずか1大会、逆に30代選手の優勝が16回もあった。なぜベテランが強いのか。ナダルは専門誌『スマッシュ』に載ったインタビューで「テニスは円熟と経験がものを言う」と話し、それに加えて最新のスポーツ科学が体力面でベテランを「手助け」するとしている。
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photograph by Hiromasa Mano