師走が近づくと、この1年間に物故した元チャンピオンや関係者らのリストを作成し、専門誌の追悼記事を用意するのが筆者の恒例行事になっている。
今年はなぜか元ヘビー級選手の旅立ちが目立った。モハメド・アリのアゴを打ち砕いたケン・ノートン(享年70)、“白人の希望”トミー・モリソン(44)、タイソンに挑戦して3分もたなかったカール・ウィリアムス(53)。
そして日本ではあまり伝えられなかったが、エミール・グリフィスが7月に75歳で病死した。ボクシングの聖地マジソン・スクエア・ガーデンで28回もの試合をした人気選手だ。
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photograph by KYODO