前回の北京大会に続いて、2度目の五輪出場。4年前はチーム最年少の年代だったが、今回はオーバーエージ枠としての選出となった。当然、その肩にかかるプレッシャーはより重く、周囲の視線もさらに厳しさを増すことになるだろう。
それでも、吉田麻也は今回の選出に際して「断る選択肢はまったくなかった」という。過去、何人かの選手はオーバーエージ枠としての出場要請を断り、実際に大会に参加した選手も、悩んだ末に決断をしたという話も聞かれる。ただ、吉田の頭の中には、“拒否”という二文字は微塵も存在しなかった。
「きれい事でも何でもなく、僕にとって今は代表のユニフォームを着てプレーすることこそ、何物にも代えがたいことなのです。A代表だろうが五輪代表だろうが、チームのカテゴリーは関係ない。僕は常に“代表”と呼ばれるチームでプレーしたいだけです」
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