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ハマ街ダイアリーBACK NUMBER
「ああ…俺なのか」「大丈夫かな」今永昇太が2023年WBC決勝前夜の心境吐露…大谷翔平と共闘の晴れ舞台「考えてみれば、世界で二人しか…」
text by

石塚隆Takashi Ishizuka
photograph byNaoya Sanuki
posted2026/10/16 06:00
2023年のWBC決勝に先発し、優勝に貢献した今永
「栗山(英樹)監督に期待してもらった以上のものを出せたとは思わないのですが、最低限の最低限で自分の力を出すところまではいけたかなって」
今永は真顔でそう謙遜した。また今大会中、大きな話題になったのが今永のボールのスピン量だ。MLBのデータサイトによれば、韓国戦で記録した毎分2678回転のストレートは、 昨季、メジャー屈指の左腕タナー・スコットが出した平均2560回転を超える数値だった。
鍵となったのは「無重力の瞬間」
「スピン量に関してはボール(WBC球)の影響もあるなと自分では感じているんです。ただ先日のファームの試合でも2600回転を超える数値を出したボールはあったんで、継続ができているのはいいことだなと捉えています。まあ特になにをしたというわけではないんですが、 体の使い方など5~6年前から取り組んできたことが、やっと実を結んできたのかなって」
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昨年のキャンプ前にようやく掴んだテイクバックからボールを持ち上げたときに感じる“無重力の瞬間”が鍵となった。
「WBCの期間中は、それがすごくいい感覚でしたね」
そして今永が決勝戦の先発を告げられたのは、準決勝メキシコ戦の2日前の18日のことだった。「恐れるものなく行ってくれ」と栗山監督から激励されたが、その心中は果たしてどうだったのだろうか。

