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核心にシュートを!BACK NUMBER
観客は…まさかのわずか2000人!? バスケW杯最終予選…現地取材記者がサウジアラビアで見た“意外なシーン”とは?「サッカーでは見なかった光景が…」
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byFIBA
posted2026/08/29 06:50
サッカーが人気の中東ということもあり、会場はまさかのガラガラ。一方で、現地では他のスポーツでは見られない「予想外のシーン」も?
――八村選手への厳しいマークを逆手に取る動きができていたわけですね。
「そうですね。ただ、今回の遠征ではオフェンスを担当するライアン・リッチマンAC(アシスタントコーチ)が帯同しなかったんです。過去にもイランで行なわれた試合にホーバス前HCが帯同しなかったこともありましたが、似たような状況です。
実はアメリカ国籍の方が中東諸国の一部の国に行くのはリスクがあるんです。僕も先のサッカーのW杯でアメリカに行く際にビザをとりましたが、イランへの渡航歴がある日本人記者はかなり大変な手続きがあったという話もありました。今回はサウジアラビアでしたが、そういう事情もありリッチマンACは来なかった。ただ、あのようなカッティングを取り入れるオフェンスはリッチマンACが2月に就任してからチームに求めていたものだったんです」
コーチ不在でも…オプションを使えた“展開力”
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――ACがいなくても、その準備を効果的に出せたんですね。
「選手、スタッフたちみんなの中にそういう動きがきちんとオプションのひとつとして植え付けられたことが大きいのではないでしょうか。
カッティングのような動きは、相手がパスを簡単に入れさせないようなディフェンスをしてきたときに特に有効になるわけですが、桶谷HCは『ただ戦術をなぞるのではなくて、目の前のディフェンスに対してバスケットをできていたのが、今日の勝因なんじゃないかなと思います』と納得していました」
――なるほど、臨機応変に持てるオプションを展開できたわけですね。そういえば今日は河村選手がゲームキャプテンを務めていました。
「そうですね。キャプテンの自覚も見て取れました。普通は前半が終わると試合に出ていた選手は真っ先にロッカールームへ向かうのですが、今回の河村選手はベンチのほうに向かっていったんです。どうしたのかなと思ったら、チームメイト一人ひとりとタッチをして、ベンチに座る時間が長い選手たちにも声をかけていましたね」
――キャプテンらしい振る舞いですね。
「チームに本格的に合流する前から桶谷HCに対して、『自分が戻ってきたら自分が引っ張りますんで』と話していたそうです。リーダーとしての自覚がありますよね。『自分は25歳でチームの中では中堅の選手になります。今は自分より若い選手もいれば、ベテランの選手もいるので、そこの架け橋になれるようにしたい』と話しているくらいですから」

