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「少し泣きそうに」日本代表MFがW杯直前骨折の悪夢…“タクシーで400キロ”名医が駆けつけて即手術「監督も翌朝8時に」練習合流前に感謝したウラ話
posted2026/05/26 06:00
W杯メンバー発表直前に鎖骨骨折も、日本代表に選出されたMF鈴木唯人。所属するフライブルクの迅速な対応とは
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
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Tadashi Hosoda
ドクターが即座に「“多分”間に合う」
W杯メンバー発表11日前、まさかの鎖骨骨折。それでも鈴木唯人は、5月25日から始まったサッカー日本代表合宿で全体練習の一部をこなし、森保一監督とコミュニケーションを取る場面もあった。
初日の練習後、囲み取材で「あとはもう僕自身は間に合わせるだけだなという感じですね」と語った鈴木だが――5月初頭のボルフスブルク戦、ピッチに倒れた瞬間から冷静に、W杯に出場できるかだけを考え続けていた。
鈴木はその場で鎖骨付近を触り、骨が飛び出ているのを確認した。本人は代表合宿前のインタビューでこう振り返っている。
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「『バキッ』という音がしたので」
折れたと分かった瞬間に彼が取った行動は、チームメイトにドクターを呼んでもらい、開口一番にこう質問することだった。
「W杯に間に合いますか?」
ドクターの答えはこうだった。
「“多分”間に合う」
復帰までは「4~6週間くらい」というものだった。ヨーロッパリーグ決勝への出場は絶望的だと悟りながらも、頭の中はW杯のことで占められていた。「手術は嫌だなぁ、全身麻酔ってどんな感じなのかなと考えたりして」と、当時の心境を淡々と語った。
「タクシーなら3時間ちょっとで来れる」
手術は試合終了からわずか5時間後に行われた。その間、日本代表のスタッフやドクター、パーソナルトレーナー、代理人、そして親へと立て続けに連絡したという。
執刀できる医師の候補は2人。そのとき病院にいたのは比較的若いドクターの1人だけだったが、もう1人の名医はケルンにいた。約400キロの距離である。

