「“故障しない限り”の大前提で」ドジャース山本由伸・佐々木朗希の成績予想は“エース級”…大谷翔平と「3人で33勝450奪三振」も現実味 

　100マイルフラットの速球、スプリットの鋭さ、それに加えて抜群の制球力。ロバーツ監督の期待は高まっていると思われるが、1年目でもあり、山本より慎重な起用になると思われる。球速が落ちれば、ローテを飛ばすこともあるだろう。球数は山本以上に慎重に管理するはずだ。ただ、それでも「抜群の片りん」は見せるはずだ。それらを加味すると……。

【2024年】NPB：千葉ロッテ
18登板10勝5敗111回2被本塁打32与四球129奪三振 防御率2.35

【2025年】MLB：ドジャース予想
20登板10勝3敗118回7被本塁打24与四球140奪三振 防御率2.85

ADVERTISEMENT

　規定投球回数には到達しないが、圧倒的なパワーピッチャーとして実績を残すのではないか。佐々木はここからスタートして、少しずつイニング数を増やすことで、メジャーリーガーとしての実績を積み上げていくことになる。

大谷も含めた日本人3人の予想成績は？

　先に予想した大谷ともども、2025年ロサンゼルス・ドジャースの誇る日本人投手陣の成績を並べるとこうなる。

・山本由伸
27登板14勝6敗165回22被本塁打40与四球215奪三振 防御率3.30

・大谷翔平
16登板9勝3敗90回12被本塁打35与四球95奪三振 防御率2.80

・佐々木朗希
20登板10勝3敗118回7被本塁打24与四球140奪三振 防御率2.85

　3人でトータル33勝、450奪三振、投手としてのWARは3人とも2～3点台。こうなればまさに壮観かつ優秀な成績だ。毎日のように日本人投手が快投するのは胸が躍る。東京ドームから始まる25年のMLBシーズン、ドジャースで1日でも多く日本人投手の姿を見られることを期待したい。

　一方、対戦相手となるカブスにも鈴木誠也と今永昇太と2人の日本人がいる。各種スタッツを見ていくと、それぞれキャリアハイを残すポテンシャルを秘めていると見られる。〈つづく〉

#4に続く

「鈴木誠也は34本塁打」「今永昇太はサイ・ヤング賞候補」大谷翔平らドジャース勢だけでなく…カブスの2人も狙えるキャリアハイ〈成績予想〉