「え、海浜幕張駅なの？」噂の佐々木朗希を見たくて、JR幕張駅で降りてしまった“ZOZOマリン初心者”の末路…現地を歩いたら何分かかった？

　佐々木朗希（20歳）がスゴすぎるのである。ここでくどくど語る必要はあるまい。あんなピッチャー、見たことがない。とにかくスゴすぎる。

　となれば、会いに行きたい……というか見に行きたいと思うのが人の常。もちろん、他球団のホームゲームでも佐々木朗希は登板するのだが、やっぱりロッテの本拠地に行きたいところだ。そう、ZOZOマリンスタジアムである。

　ZOZOマリンスタジアムはどこにあるのか。最初からちゃんとググれば別にどこにあるかと迷う必要もないが、ここで少し“ZOZOマリン初心者”になってみることにしよう。

　ロッテと言えば、幕張だ。2005年あたり、“幕張の防波堤”なる異名をとったストッパーがいたような気がするが、阪神ファンの筆者はその年のロッテの記憶を持っていないのでよくわからない。とにかく、ZOZOマリンスタジアムは千葉は幕張、海沿いにあるスタジアムだということはわかっている。

筆者は記憶にない2005年の日本シリーズ（写真は甲子園）。なお“幕張の防波堤”と呼ばれたのは、この第4戦に登板して胴上げ投手になった小林雅英である　©BUNGEISHUNJU

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ZOZOマリン初心者「JR幕張駅に行くべきだろう」

　さて、ならばとにかく幕張に行かねばならぬ。調べてみると、「幕張」と付く駅はひとつではなく、幕張駅・京成幕張駅・幕張本郷駅・京成幕張本郷駅・海浜幕張駅と5つもある。幕張本郷駅と京成幕張本郷駅は接続しているので同一駅扱いにしても4つだ。いったい、どの駅に行けば佐々木朗希に会えるのだろうか。

　こういうときにどうするかは決まっている。前後に何も付かない幕張駅が、きっと幕張という地域を代表する駅に決まっている。あとからできた駅だから、前後に海や何やと付けて区別する。だから、ひとまず迷った場合には何も付かないシンプルイズザベスト、幕張駅に行くべきなのだ。

総武線に乗って、JR幕張駅へ。御茶ノ水駅からは40分ほどで着く

　幕張駅は、総武線の駅だ。各駅停車しか停まらない駅なので、黄色い電車に乗って行く。御茶ノ水駅からだと秋葉原も錦糸町も船橋も過ぎて40分ちょっと。昼間は津田沼止まりの電車が多いけれど、それに乗ったら幕張まではたどり着けないので要注意だ。

JR幕張駅には何がある？

　黄色い電車に揺られて幕張駅に着いた。まあその、何の変哲もないシンプルな駅だ。改札口のあるコンコースに続く階段には、「幕張メッセへは幕張本郷駅からバスが出ています」といったようなことが書いてあるが、見ない振りをして先に進む。

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