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岡崎慎司、アジアカップ敗退を語る。
「W杯に続いて突き落とされた感覚」
posted2015/02/02 16:30
text by
ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph by
Sports Graphic Number
メルマガ「ミムラユウスケのブンデス日本人戦記」。
最新号の中身をちょっとだけ……特別にご紹介いたします!
【1】~アジア杯/日本vs.UAE、MIXゾーンの声(1)~
酒井高徳「チームを勝たせられるようなプレーができなかった」
【2】~アジア杯/日本vs.UAE、MIXゾーンの声(2)~
岡崎慎司「W杯に続いて、アジア杯でも突き落とされた感覚」
【3】~アジア杯/日本vs.UAE、MIXゾーンの声(3)~
香川真司「決められなかった事実を受け止めるしかない」
【4】読者プレゼントのお知らせ!
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【2】~アジア杯/日本vs.UAE、MIXゾーンの声(2)~
岡崎慎司「W杯に続いて、アジア杯でも突き落とされた感覚」
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――この大会を振り返ると?
「最後まで、この大会を通してやってきたことは貫き通せたと思うんですけど……。簡単にはクロスを上げずに、1タッチ、2タッチでギリギリのところまで崩して、チャンスを作り出すということをチャレンジしてきたんですけど、なかなか最後のところで決められなかったというのが一番の敗因だったのかなと思う」
――今日の試合については?
「自分が(ピッチの上に)いた時間帯になかなかチャンスが来なかったというのは……(その理由を)いろいろ考えたけど、なかなか答えは出ないというか。うーん……難しい……。W杯でも突き落とされて、またアジアカップでも突き落とされるという感覚があるんですけど。アジアでも勝てないのかという気持ちにもみんながなるだろうし、本当の底辺から探していかないといけないのかなという感じがあります。
(取り組んできたことを)続けて、最後までやりきったということは次にはつながるのかなと思いますけど。ただ、結局負けているので、これを続けていくのか、もっと違う形があるのかもしれない。大会を通して、自分も探さなきゃいけなかった答えを見つけられずに終わったというのはある。もちろん、チームとして戦えたと思うんですけど。最後も(点を)獲れそうになったし。決めていれば、というシーンも何個もあったので。でも、(勝利を)つかめなかったということは、大事なものがないのかなと。その大事が何なのか、今の日本に見つけるのはなかなか難しいのかなという気がしますけど」
――個人的なパフォーマンスについてはどう考えていますか?
「色んなことを試して、アジアカップに臨みました。個人的には、強引にでも行くのか、それとも味方のリズムに合わせるのかとか、自分の動き出しをもっと植えつけるのかとか、色んなパターンを作り出そうとはしたものの、それほど上手くいかなかったのかなとも思う。自分がキープできているときには、チームが良い時間帯になることも多かった。そういう意味では、今日に関しては、本当によくなかったと思う。
あと、ゴール前で力を発揮することが出来なかったことが、自分に対して不満に思う。じゃあ、そのうちのそれの回数を増やしていくのか……。例えば、1タッチ、2タッチで(パスをつなぐようなサッカーを)やっていたら、最後に自分のところに返ってこないようなシーンも多いわけで(自分のポジションは)、中央なので。そのやり方を貫いたことで、チャンスは多かったとは思う。ただ、色んなパターンを持っていないと、勝ちには持って行けないのかなと。だから、まだまだ、自分たちの中で明確にはなっていないことが、結果に表れたのかなという気がしますね」
まずは一番大事なものを探さなきゃいけない。
――試合の立ち上がりの日本の守備が甘かった原因はどこにあると思います?
「そこまでプレッシャーに行けなかったというのもあるんです。プレッシャーが(試合の)最初は前線からハマらなくて。そのうち、2、3本をシュートまでつなげられて。DFラインも、今まで(の試合で)は(中盤から前の選手が)プレッシャーをかけていたから慌てずに行けたけど、あのシーンだけはポンポンと(相手に)前を向かれて、簡単に(日本のDFラインの)裏にパスを通されてという感じだったと思うんです。それで1点入ったというのはちょっとゲーム展開を難しくしたのかなと。
その後も、距離感が良い時には良いサッカーが出来るんですけど、距離感が長くなったときのパターンがチームにないなぁというのを感じた。まぁ、自分たちがほぼ圧倒しているのに勝てないというのは、なかなか難しいのかなと。何が原因なのか、いきなり探すのは難しいですけど……」
――“負けてしまったなぁ”と感じるのか、もしくは本当に負けたのか実感がわかないという感じですか?
「でも、0-1で最後のほうの70分くらいまでは、“このまま(のスコアで)行くんかな”という感じもしていたんですけど、チームとしては、そこから(柴崎)岳が決めて、チームとして勢いに乗ったと思うんですけど。あの勢いで決められたら一番良かったと思いますけど、なかなか難しい試合でした」
――この悔しさをどうやって晴らそうと?
「W杯のときもガックリきましたけど、今はそれよりも……。どうしたらいいんやろ、みたいな。まずは、『一番大事なものを探さなきゃいけない』というか。結果というのは水ものですし、戦う姿勢というのは見せられたと思うし、不完全燃焼で終わったということではなかったと思うんですけど。ただ、優勝出来なかったので。どうして行こう、というのは全く考えていないですね、今のところは」
続きは、メルマガNumber「ミムラユウスケのブンデス日本人戦記」で ぜひお読みください。