「大リーグボール養成ギプス」は惜しくも開発を断念。

　1956年に創業した同社はもともとバネ部品の製造や曲線加工が専門だったが、スポーツメーカーの依頼を受けてエキスパンダーを製作したことから健康器具の世界へ。その元祖ともいえるエキスパンダーは昭和のプロレス全盛期に月5万台を売り上げ、レスリングの盛んなイランやイラクにまで輸出されたという。

　ハンドグリップや'70年代に一世を風靡した「ぶら下がり健康器」も福島発條製作所が製造したもの。熟練職人の手作業による品質と安全性は、日本の誇りだ。

「うちの社長がいろいろ面白いことを考えるアイデアマンで、過去には指用のミニエキスパンダーや知恵の輪型の鉄アレーなんて変わり種も作りました（笑）。もちろんミニブルワーカーもありますよ」

　唯一の例外が、漫画『巨人の星』に登場する「大リーグボール養成ギプス」。どうしてもバネが体に挟まり痛いため、断念。成功の陰にある笑い話の一つだ。

　先日、直木賞を受賞した『下町ロケット』も、テーマは日本の優れた技術力。偉大な先人に敬意を表しつつ、この秋、貴方も“MADE　IN　JAPAN”の健康器具と共に魅惑の逆三角形ボディを手に入れて、脱“貧弱な坊や”宣言！

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　　◆今一度、体を鍛えなおしたい人へ佐藤さんのおススメ5！

	マッチョな体に！ 全世界で1600万本、日本だけでも150万本以上を売り上げた。筋肉増強を短期間で目指すならこれ。 「ブルワーカーX5」￥14,800
	肩こりが和らぐ 高さが調整できるため、身長の低い女性でも掴まりやすく、握力のない中高年も使えるぶら下がり健康器。 「ブラジョイS」￥16,000
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	これぞ定番 ブルワーカーと並ぶ室内の運動器具の代表。スプリングの取り外しが出来るので、家族で使用可。 「スーパーエキスパンダー」￥2,400
※価格は2011年9月29日時点のものです。