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熱かったシーズンを終えて 

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小尾慶一

小尾慶一Keiichi Obi

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photograph byNBAE/gettyimages/AFLO

posted2007/06/28 00:00

 個人タイトルでは、以前このコラムで紹介したブランドン・ロイ(ルーキーウォッチング~ブレイザーズの3人を見よ!))が新人王レースを制した。故障期を除けば安定した活躍を見せ、得点・アシスト・出場時間でルーキートップの成績を残し、圧倒的な得票差で選出された。また、得点王は、平均31.6点のコービー・ブライアントが2年連続で受賞。手術の影響もあり、シーズン序盤はアシストを優先させていたが、終盤戦にハイスコアを連発。3月には、NBA史上ふたり目となる4試合連続50点以上も達成している。

 数々のドラマを残し、NBAはオフシーズンに突入する。だが、NBA選手の闘いにオフはない。特に注目なのが、コービーも参加予定のアメリカ代表チーム。来年の北京五輪出場をかけて予選大会が、8月末からラスベガスで行われるのだ。その他にも、ドラフト、サマーリーグ、トレーニングキャンプなど、目が離せないイベントが盛りだくさん。今夏もNBAで熱くなろう。

新生アメリカ代表に期待。

 アメリカ代表の基本方針については、世界選手権前にこのコラムでも紹介した(アメリカ代表のわかりやすい基礎知識!)。先日、そのメンバーに加え、新たに8名が追加召集された。その内訳は、NBA選手6名(ジェイソン・キッド、カルロス・ブーザー。タイソン・チャンドラー、テイショーン・プリンス、マイク・ミラー、デロン・ウィリアムズ)と、大学生ふたり(グレッグ・オーデン、ケビン・デュラント)。追加召集の理由は、初期メンバーから辞退者が出る可能性が高いからである。故障などで今年の代表キャンプに参加できないのは、ギルバート・アリーナス、アントワン・ジェイミソン、ジョー・ジョンソン、ブラッド・ミラー、ラマー・オドム、クリス・ポール、ポール・ピアース、ドゥエイン・ウェイド。レブロンも、疲労や子どもの誕生を理由に、不参加の可能性が高い。

 もちろん、代表チーム結成時のポリシーは変わっていない。ヘッドコーチのマイク・シャシェフスキーは言う。「最初のメンバーを発表した時にも言ったことだが、我々は、オールスター選手をかき集めようとしているわけではない。我々の目標は、可能な限り良いチームを作ること。この8人の選手を加えることで、いくつかの分野、特にリバウンド、ディフェンス、シューティング面の補強ができたと思う」

 3日間の代表キャンプは、7月20日にスタート。最終ロースターを決めるのは、8月13日から21日まで行われる最終キャンプ。アメリカ代表は不振が続いているが、今回はどのようなチーム構成になるのか。注目である。

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