尊敬する選手、マフィア研究、印象に残るゴール……。

Q.18　カズさんでも心が挫けそうになることはあるのでしょうか。そういうときはどうやって気持ちを前向きに持っていくのでしょうか。 （30代・男性）

ありますねえ。そういうときは、やっぱりトレーニングですよ。走って汗をかく、ジムに行って筋トレをやる。挫けそうになったときは、とにかく汗を出して気持ちを切り替えるのが一番いい。本当にいろんなことが晴れやかになる。もう景色が変わるもんね。

Q.19　サッカーが嫌いになったことは一度たりともないのでしょうか。 （30代・男性）

あったねえ。小学校6年から中1にかけて。サッカー部をやめて卓球部に行こうとしたんです。いま振り返ると、ただの怠けなんですけど。でも、卓球部に行かなくて良かったよね。もし僕が卓球をやっていたら日本のサッカー界も変わっていたでしょう。

Q.20　カズさんが尊敬するサッカー選手とは？ （20代・女性）

僕が尊敬しているのはやっぱりアニキ。三浦泰年さん。少年時代を思い出すと、結局僕はヤスさんの背中を追いかけていたんだよね。ヤスさんがやっていたから、卓球部にも行かずに付いていった。だから今がある。そう思っています。

Q.21　カズさんの趣味は「マフィア研究」だそうですが、マフィアのどこが研究対象として魅力的なのでしょうか。 （30代・男性）

マフィアというのは、「ファミリー」「絆」という部分を強調するんですよね。起源はシシリー島なんですが、貧しい土地で迫害を受けながら、自分の家族を守り、仲間を守りながら成り上がっていく。だから絆が強い。そういう世界が好きなんです。ファッションを含めた時代背景も好きですね。

Q.22　今までで一番印象に残っているゴールは？ （40代・男性）

ひとつ選ぶのは本当に難しいんですけど、1988年3月18日、キンゼ・デ・ジャウー時代にコリンチャンス戦で決めたヘディングシュート、ということにしましょう。プロになって一番最初に入れたゴールです。