チェコ・リベレツ世界選手権のノルディック複合団体で金メダルを獲得したメンバーが海外転戦を終えて3月中旬、帰国した。金メダルは14年ぶり、荻原健司を中心とした黄金期から低迷を経ての結果だけに、帰国した選手たちは口々に来年2月のバンクーバー五輪に向けての手ごたえを語った。一方で、アンカーを務めた小林範仁はこう口にした。
「スポンサーがついてくれれば」
それこそ最大の不安材料かもしれない。
金メダルの裏にはスポンサーの援助あり
ノルディック複合の金メダルの要因は2つある。直接はワックスの成功だ。スキー競技では、板の滑走面にワックスを塗って試合に挑む。何十種類とある中から、気温、湿度、雪の温度など様々な条件を検討し、組み合わせて使う。そのよしあしで結果はかわる。日本チームにはオーストリア人スタッフがついていたが、日本の滑りのよさは、他国を驚嘆させた。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Koji Yamazaki/PHOTO KISHIMOTO