#684

記事を
ブックマークする

遅れてきた逸材、成瀬善久の反骨心。

2009/03/08

 2年前に日本一となり、「最強」と言われたロッテ投手陣。しかし今季は、前半戦で9勝をあげた小林宏之以外は本来の力を発揮できていない。そんななか、バッテリー担当の袴田英利コーチが「あいつが出てこなかったらと思うとゾッとする」と評したのが、4年目の成瀬善久である。

 清水直行、渡辺俊介、小野晋吾、久保康友に小林宏と、ローテーション投手が右腕ばかりだったロッテにとって、待望の先発左腕。今シーズンは、オフの間に走り込んだ成果が出た。里崎智也の強気の内角攻めが、成瀬の投球パターンにマッチしたこともあって、開幕からあれよあれよと勝利を重ねる。前半戦終了時点で8勝1敗、防御率部門では、パ・リーグ1位となる1・65の成績をあげたのだ。

会員になると続きをお読みいただけます。
オリジナル動画も見放題、
会員サービスの詳細はこちら
特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Naoya Sanuki

0

0

0

前記事 次記事