“カナダの応援団長”こと、キーガン・メッシング(31)が1月、自身の最後となる全カナダ選手権を連覇し、有終の美を飾った。ショートプログラムでは片手側転を披露し、首位発進。フリースケーティングはカナダの愛国精神が溢れる赤と黒のバッファローチェックの衣装で、4回転トウループを成功すると万感の思いで氷を駆け抜けた。
3年ぶりとなる有観客の国内大会。温かい拍手に包まれ、演技後の挨拶ではバックフリップも披露した。
「ずっと僕を見守ってくれたことに感謝。皆の応援のお陰でこの日を迎えることができました」
しかも男子フリー当日は、第2子の誕生予定日。エキシビションは辞退して、深夜の便で、故郷のアラスカ州で待つ家族の祝福へと向かった。
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photograph by AFLO