必勝を期して臨んだはずの前哨戦、アルガルベ杯。
想像以上に進化したライバルの実力を目の当たりにし、
なでしこを支えるダイナモは、何を感じたのだろうか。
想像以上に進化したライバルの実力を目の当たりにし、
なでしこを支えるダイナモは、何を感じたのだろうか。
前回W杯でなでしこジャパン優勝の立役者となったシンデレラガール・川澄奈穂美。
その表情には、年齢を経て、以前の爛漫さだけではない重厚なサッカーへの探求心と情熱が滲む。2勝2敗と、W杯女王としては不本意に終わったアルガルベ杯について聞くと、言葉は淀みなく溢れてきた。
――結果は9位でしたが、どのような感触を得たのでしょうか。
「個人的には、最後のアイスランド戦(2-0)に良くなるためのヒントが詰まっていたと思います。4-2-3-1にした後半、鮫ちゃん(鮫島彩)が水を得た鮫(笑)のようにサイドを駆け上がったり、しのさん(大野忍)がボックス内でドリブルで仕掛ける姿を見て、久々にワクワクしたんです。みんなが伸び伸びサッカーをしていて『あ、これがなでしこだ』って。あの試合は1つのきっかけになると思います」
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Taiji Yamazaki