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相次ぐ名門の休・廃部。 競技を続けるカギとは。 ~企業がスポーツに投資する意義~

2012/10/17
瀬古利彦元監督の現役時代に全日本実業団駅伝で4連覇したエスビー。

 エスビー食品の陸上、そしてパナソニックのバスケットボール、バドミントンと、歴史ある企業スポーツの名門が、相次いで今季限りの休・廃部を明らかにした。来季以降、所属選手がどうなるのか、現時点では分かっていない。

 どちらも経営合理化の一環としての休部だが、背景は異なっている。エスビー食品からは「厳しい経営環境下」という説明があったものの、売り上げは過去3年間、1150億円前後で安定している。しかし利益が減っていたことは事実で、経営改善にはコスト削減が必要だったのだろう。それでも、銀行から再建計画を要求されるような経営危機に陥っていたわけではない。'11年世界選手権、'12年ロンドン五輪と代表選手を出せなかった陸上部の存在価値が、社内で低下したと考えるのが自然だ。

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photograph by KYODO

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