大谷翔平の舞台裏：ドジャース異聞BACK NUMBER
「ロウキは必ず戻ってくる」佐々木朗希を信じ続けたコーチの“ある予言”「筋力もついたが…」ドジャース関係者が証言、復活のウラに“重要な変化”
posted2025/10/08 17:01
フィリーズとの2戦ではクローザーとしてチームを救った佐々木朗希（23歳）
text by
斎藤庸裕Nobuhiro Saito
photograph by
Getty Images
右肩のインピンジメント症候群から復帰し、ドジャースにとってポストシーズンの重要なピースとなっている佐々木朗希（23歳）。調整を支えるフィジカルコーチが明かした佐々木とのコミュニケーション、中継には映らない復帰までのウラ側とは？ 現地で取材を続ける斎藤庸裕氏が、番外編として“佐々木朗希の舞台裏”を解説する。
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佐々木が語った感謝「いろんな人に育ててもらって…」
ドジャース佐々木朗希投手（23）が、圧倒的な力で連覇を目指すチームの一員となった。メジャー復帰したレギュラーシーズン終盤の9月24日からポストシーズン序盤で、不安を抱えていた救援陣を救うパフォーマンスを見せた。フィリーズとの地区シリーズを迎える前日、佐々木は感謝の気持ちを語った。
「時間はかかりましたけど、トレーナーだったり、コーチだったり、いろんな人に育ててもらって、今ここまで状態を上げることができたので、そこには本当に、すごく感謝してますし、それを残りのポストシーズン、来年以降のパフォーマンスとして発揮したい」
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メカニクス（投球動作）を含めたフォームなどの技術面、球速100マイル （約161キロ）の爆発力を生み出すフィジカル面、打者を相手に強気に立ち向かうメンタル面など、本来の力が戻ったのにはさまざまな要因があるだろう。中でも、デーブ・ロバーツ監督が「彼は別人になったように見える。自信と確信がある」と語ったように、リリーフとしてマウンドに上がる佐々木には以前よりも増してみなぎる闘争心がある。
