24時間営業の大型スーパーが家の真ん前にあるという単身赴任の監督は、そこで売られている弁当をローテーションで食べる毎日なのだという。現在、ルートインBCリーグの石川ミリオンスターズを率いる、元ファイターズの武田勝のことだ。

「毎日、野球をやれて当たり前の環境がどれほどありがたかったのか、今、まざまざと見せつけられています。選手たちは少ない給料の中、一人暮らしで食費を切り詰めている。私は高校、大学、社会人、NPBまでプレーさせて頂きましたけど、どこも寮があって、食事も風呂も心配することはない。野球をやる環境にストレスがなかったので、自分で生活リズムを作りながら、プラスアルファ、野球も頑張らなきゃいけない独立リーグの選手たちは本当に大変だし、すごいなと思います」