田中マルクス闘莉王の名言

メンタルだけは簡単には強くはならない。勝つ気持ち、絶対に負けたくない気持ちは、俺の中にあり続ける。それは誰にも負けない。

南アフリカW杯を最後に闘莉王は日本代表から離れているが、「今、自分が代表にいないことは寂しいというより、残念という気持ちの方が強い」と代表復帰に意欲を燃やす。闘莉王の武器は、その熱いスピリットだが、「自分が代表に行ったら、“嫌な奴が来た”と思う人もいるかもしれない。俺は周りの選手たちにも厳しさを求めてしまうので」と、自分に対する周囲の評価を気にする。「でも、これも勘違いされがちなんだけど、俺はちゃんと空気の読める男ですよ。“俺が来たからには好き勝手にやる”みたいなことなんてするわけない」とアピールを忘れない。「サッカー選手以前に、田中マルクス闘莉王がどういう人間か。自分の人生の中で大切にしている部分を、代表の場でまた生かしていけたらいい」──ザッケローニ監督にとって闘莉王は起爆剤か、それとも劇薬か？

Number826号(2013/04/04)