18年ぶりの“アレ”を眺めた各界の虎党5名が想う、名場面、MVP、思い出を歓呼の声と共にお届けする。
長かった。本当に長かった。18年ぶりの優勝が決まった瞬間は、涙を流しながら、跳び上がって喜びました。
特に印象的だったのは、中野拓夢選手の活躍です。守備範囲の広さ、巧みな打撃と走塁は、まさに業師。攻守での存在感、見た目のプロポーションも含めて“プチ大谷翔平”のようでした。
私が虎党になったのは1948年、別当薫さんが大阪タイガースに入団したことがきっかけです。別当さんは端正な立ち居振る舞いで、匂い立つような華があった。近鉄や大洋などでの監督時代も「別当薫」を演じているような雰囲気がありました。
私は“役者”である選手が好きなんです。例えば江夏豊さん。以前、対談させていただいた時も、帰りに廊下を歩く後ろ姿までが「江夏豊」でした。
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photograph by Hideki Sugiyama