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葛西、船木に次ぐ歴代3位に。 22歳・小林陵侑が見せる快進撃。 ~未来像は“ジャンプ界の大谷”~

2019/02/17
所属する土屋ホームでは選手兼監督の葛西紀明から直接指導を受ける小林陵侑。今季その才能が一気に開花した。

 W杯総合首位の証であるイエロービブがすっかり板に付いている。今季のノルディックスキー・ジャンプW杯で破竹の勢いを見せ、世界に衝撃を与えている小林陵侑(土屋ホーム)が、2月2日にドイツ・オーベルストドルフで行なわれたW杯個人第18戦で優勝し、史上9人目となるシーズン10勝の大台に乗せた。W杯通算勝利数でも区切りの10勝。17勝の葛西紀明、15勝の船木和喜に続き、22歳にして日本歴代3位になった。

 岩手県八幡平市生まれ。兄・潤志郎、姉・諭果(ゆか)、弟・龍尚(たつなお)ときょうだい4人全員がジャンプ選手という環境で育ち、盛岡中央高校卒業後の'15年春に北海道を本拠とする土屋ホームに入社した。W杯初参戦は2016年1月。デビュー戦で7位と健闘して将来性をアピールすると、兄の潤志郎とともに出場した昨年の平昌五輪ではノーマルヒル7位、ラージヒル10位といずれも日本選手最高成績を残した。

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photograph by AFLO

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