「子どもが生まれて…今はゲーム配信0時間です」西武・平良海馬が“激変”「どうしたらチームを強くできるか」山田陽翔の飛躍も支えた大黒柱の自覚 

　そのきっかけはやはり、菊池雄星から受けた影響が大きい。

「年齢こそ25歳ですけど、ピッチャーの中では経験も積んでいるし、年俸も上の方なので、そういう意味で周囲の投手への影響力はある。その影響力をうまく使って周りをもっと高められればチームも強くなるんじゃないかなと思って……。自分は雄星さんに声をかけてもらって、自分が求めていた練習が明確になりました。だから僕も興味のありそうな後輩には声をかけて、彼らと一緒にパフォーマンスを上げていって、そういう輪が広がったらいいなという思いです」

飛躍を遂げた山田陽翔　©JIJI PRESS

山田の成長を支えた平良の助言

　山田はフォーム改造の成果もあり、今シーズン、一軍で49試合に登板し3勝17ホールドという成績を残した。

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　平良は振り返る。

「山田と僕は確かに投球スタイルは違うけれど、どんな投手もみんな、球速をアップすることを追い求めていると思います。それに様々な投手と情報交換することで、自分も成長できると思ったからです」

　自主トレーニング期間には毎日、1時間以上の座学の時間も取り入れた。トレーニングの知識やメディカルトレーナーによる体についての知識、メンタルコーチの話も聞いた。それにより、平良自身の考え方も変わったと振り返る。

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