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前田健太がいなくても先発は十分!
広島の中継ぎは“あの2人”が復活か。

posted2016/01/14 10:40

 
中田とともに中継ぎとして復活が期待される今村。2013年のWBCに選出された豪腕が今季にかける。

中田とともに中継ぎとして復活が期待される今村。2013年のWBCに選出された豪腕が今季にかける。

text by

前原淳

前原淳Jun Maehara

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Nanae Suzuki

 広島に大きな穴が開いた。

 エース前田健太の米大リーグ・ドジャースへの移籍。29試合15勝、防御率2.09。当然、この数字を誰かが埋めなければいけない。だが、単に数字上の穴だけでなく、「経験」という穴がぽっかり空くことが若いチームにとっては大きな痛手となりかねない。

 広島は「若いチーム」と言われる。確かにレギュラー選手の年齢は低い。投手陣も若く、昨季は当時24歳だった新人・飯田哲矢が中継ぎ陣の日本人最年長投手だった時期もあった。シーズンを戦い抜く経験のある選手が少ないチームだからこそ、昨季も前田とともに黒田博樹や新井貴浩といった復帰組が目立った。

 そして今季、広島浮上のカギを握る選手もまた、復帰組にいる。

中田と今村の復活がカープ浮沈の鍵を握る。

 エース前田の穴を埋めることが期待される先発「復帰」の大瀬良大地ではなく、ケガからの復帰が期待される中田廉と今村猛の2投手だ。昨季の黒田、新井のような派手さはなくとも、彼らの復活が広島の浮沈の鍵を握っている。

 先発は黒田、クリス・ジョンソン、先発再転向の大瀬良、野村祐輔の2桁勝利経験者に、昨季9勝の福井優也を加え5本柱を形成できる。彼らに横山弘樹(NTT東日本)やヘーゲンズの新戦力、九里亜蓮や戸田隆矢などの若手が挑むバランスは決して悪くない。

「前田の穴が埋まるかどうか」ではなく、「他球団と渡り合えるかどうか」で言えば、間違いなく渡り合える。

【次ページ】 問題はむしろ、中継ぎのタレント不足。

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