ちょうど1年前、2022年5月1日、イビチャ・オシムさんが亡くなりました。
オシムさんは、ジェフを率いた3年半でクラブにナビスコ杯のタイトルをもたらし、日本代表では1年4カ月という短い期間での式でしたが、多くの新しい選手を代表チームへ招集しました。その間、斬新な戦術と示唆に富んだ言葉で、選手たちだけでなく、私たちファンやメディアにもサッカーの奥深さを教えてくれました。
病に倒れた後もNumber誌面には度々登場して、独自の哲学をもとにサッカーの「変化」や「進化」、そして「本質」について語ってくれました。
今も日本の多くのサッカー人に愛される、オシムさんの偉大さとは何でしょうか? 亡くなる直前までNumberで取材し続けたライターの田村修一さんが、その一端を語っています。
<オシムさんはいなくなったしまったけど、心の中では彼との「対話」はこれからもずっと続けていくつもり。それがオシムさんから託された使命だろうから>(NumberPLUS「オシム取材班追悼座談会」より)
そう、オシムさんの「言葉」を読むと、それについて誰かと語りたくなるのです。
一周忌に偉大な指導者を悼み、功績を讃える意味を込めつつ、昨年6月に発売されたNumberPLUS「イビチャ・オシム 日本サッカーへの遺言」より厳選した9本の記事を公開します。これらの記事で紹介したオシムさんの言葉をベースに、サッカーを語りませんか?
<こちらの企画は、NumberPREMIERが会員の皆さまにお届けするオリジナルコンテンツ「Special Feature」の第2弾です(第1弾は大谷翔平インタビュー選集)。今後も「Special Feature」では、膨大な過去記事アーカイブの中から読み応えのあるものを随時お届けしていきますので、お楽しみに>