勝ち星こそ付かなかったものの、その表情には安心感がのぞいた。マリナーズ菊池雄星が、6月13日の敵地ツインズ戦で5回1失点と好投。最速153kmの速球を軸に、本来の力強い攻撃的な投球を披露した。
「ホッとしました。結果以上に、やっと戦えるボールが戻ってきたことに一番の手応えを感じています」
メジャー1年目の今季は開幕以来、初勝利まで6試合を要したものの、安定した投球を続けてきた。疲労回復、負担軽減を目的とした1イニング限定の「ショート・スタート」を挟んだこともあり、5月3日からは4試合連続でクオリティースタート(6回以上、自責点3以内)をクリアするなど、チーム内での立ち位置を確立し始めていた。
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photograph by Yukihito Taguchi