9月下旬にアゼルバイジャンで開催された世界柔道選手権で、日本は個人戦の男女計14階級中7階級で金メダルを獲得するなど、充実の成績を残した。女子は5階級で金メダル。その中で、今回の初優勝をきっかけに“旧女王”との東京五輪代表争いがますます注目されるであろう“新女王”が、女子57kg級の23歳、芳田司(コマツ)だ。
芳田は、ジュニア時代からのライバルである出口クリスタ(カナダ)との準決勝を延長40秒の内股(技あり)で制すると、決勝では昨年銅メダルのネコダ・スミスデービス(英国)を相手に体落としと小外刈りを決め、合わせ技一本で勝利を収めた。昨年は決勝で敗れて悔し涙に暮れたが、今回は見事に優勝。
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photograph by AFLO