低迷の続くマイアミ・マーリンズの球団買収問題が、最終段階に入った。昨シーズン途中からうわさ話は絶えなかったが、開幕後から交渉が本格化。5月18日には、ニューヨークで行われたオーナー会議後、コミッショナーのロブ・マンフレッド氏が記者会見を行い、現在の進捗状況について説明した。
「少なくとも2つのグループの入札者がおり、入札額ではほぼ並んでいる。交渉は進展しており、あとは球団と入札者次第だ」
現時点で、売却先の有力候補として挙げられているのが、ジョージ・H・W・ブッシュ元大統領の次男で、元フロリダ州知事のジェブ・ブッシュ氏とヤンキースの主将として活躍したデレク・ジーター氏のグループ。さらに、マサチューセッツ州のビジネスマン、タッグ・ロムニー氏と野球殿堂入りしている名左腕トム・グラビン氏(元ブレーブス)のグループが、売却金13億ドル(約1443億円)を基本線に、現オーナーのジェフリー・ロリア氏と折衝を進めている。
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photograph by Yukihito Taguchi