古田＆谷繁の“サムネの強さ”に「うわっ、ずるい！」“No.1野球YouTuber”トクサンはレジェンドOBの参入をどう見ている？

――4月1日に落合博満氏がチャンネルを開設するなど、プロ野球OBによるYouTube参入が続いています。おふたりは普段、元プロ野球選手のYouTubeをご覧になりますか。

トクサン　めっちゃ見ますよ。元プロ独特の感覚だったり、考え方がすごく面白いので。

ライパチ　最近キャッチャーを始めたんですが、古田敦也さんや谷繁元信さんが動画で話されていたキャッチングのこととか、とても参考になりました。昔は本から得ていた情報を、今は動画で身振り手振りを通して細かく見られるからすごいですよね。

――そのときは“ライバルYouTuber”としてではなく、いち野球ファンとして見ると。

ライパチ　そうですね。YouTuberとしては野球以外の動画を参考にすることが多いです。たとえば「ばんばんざい」さんとか。若い世代に訴えるテロップの入れ方、カメラの寄り方が勉強になるので。

プロ野球OBがYouTube参入も「土俵が違う」

――「トクサンTV」は2016年夏に開設したわけですが、プロ野球OB参入による焦りはありませんでしたか。

トクサン　最初は「うわっ、ずるい！」と思いましたよ（笑）。何より動画のサムネイルが“強い”じゃないですか。古田さんと谷繁さん、川上憲伸さんと宮本慎也さんが並んで映っていたり。それだけで再生数は絶対増えるじゃん、って。

現役時代の古田敦也と谷繁元信。いまやYouTube上でのレジェンドの共演も珍しくなくなった　©Sports Graphic Number

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　一方で、OBの方々はご自身が“YouTuber”だとは思っていないんじゃないかと。現役時代の裏話、技術論は聞いていて面白いですが、本人が編集までしているチャンネルはほとんどないと思います。その意味では土俵が違う気もしますし、野球をやっている人たちへの「伝え方」という点では勝っているのかなぁ……という自負はあります。豪華さでは絶対に勝てないですけど。

ライパチ　向こうはプロですからね。すごくハイレベルなことがさも当たり前のように語られることもある。その点、僕らはアマチュアです。まったく別物だと思います。

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