メキシコと聞いて、ボクシング・ファンがまず頭に浮かべるのは、年配の方なら“ロープ際の魔術師”ジョー・メデルや“ミスターKO”ルーベン・オリバレス、あるいは“Zボーイズ”といった驚異のKOキングたち。若いファンならJ・C・チャベス以降の英雄たちか。
勇壮なパワーファイトが好まれる一方で“リングの大学教授”ミゲル・カントや、王者のまま夭逝したサルバドール・サンチェスらの洗練されたボクシングも魅力だ。ただ往時と比べると最近は怪物的選手も少なくなった感がある。
「確かに落ちてはいるが、それはよき指導者たちがいなくなったからで、優れた素材はまだまだいるよ」
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photograph by BOXING BEAT