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ダルビッシュが続ける歴史的快投。
すでにMLB史上1位の記録は……。
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AP/AFLO
並み居る剛腕を抑えて1位の数値とは。
前出の記録サイトBaseball Referenceによると、ダルビッシュは「K9」でMLB史上1位になっている(Baseball ReferenceではSO9となっているが同じ指標)。
<MLBのK9、歴代5傑 通算1000投球回以上>
※8月28日時点 チーム名があるのは現役。
1ダルビッシュ有(カブス)
11.11(1094回1351奪三振)
2クリス・セール(レッドソックス)
11.08(1629.2回2007奪三振)
3マックス・シャーザー(ナショナルズ)
10.62(2327.1回2747奪三振)
4ランディ・ジョンソン
10.61(4135.1回4875奪三振)
5スティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ)
10.58(1443.2回1697奪三振)
ランディ・ジョンソンを除く4人が現役投手である。
近年、トラッキングシステムなど投手の投球を詳細に解析するシステムが普及して、MLB投手の変化球は飛躍的に進化している。このためMLB全体の奪三振率も急上昇しているが、その中でもダルビッシュは抜群なのだ。
95マイル以上の速球に加え、2種類のカットボール、スライダー、ツーシーム、カーブ、スプリット、ナックルカーブなど、9種とも10種とも言われる多彩な球種を完ぺきに操り、技でも力でも圧倒的に打者を見下ろしているのだ。
同学年・涌井も日本で絶好調。
日本では、今季ロッテから楽天に移籍した涌井秀章が8月26日に初黒星が付いたものの、8勝1敗でパの勝利数でダントツの1位になって話題になっているが、ダルビッシュと涌井は同学年、高校時代から互いに意識しあうライバルだ。
当年とって34歳の日本人ベテラン投手2人が、日米のハーラーダービーのトップを走っているのは「偉観」といってよいだろう。
2人ともこのまま、ぜひ「完走」してもらいたいものだ。
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