マイマガジン
ダルビッシュが続ける歴史的快投。
すでにMLB史上1位の記録は……。
2020/08/31 15:00
photograph by
AP/AFLO
読者各位は、ダルビッシュ有が歴史的な快投を続けていることをご存じだろうか?
現地8月29日のレッズ戦は、6回を投げて7安打されたものの8奪三振2与四球、自責点0。ナショナル・リーグのハーラートップの6勝目(1敗)を上げた。
ちなみにこの試合はダブルヘッダーの1試合目。今季はダブルヘッダーは7イニング制となっている。ダルビッシュは最後の1イニングをクローザーのジェフレスに任せて降板した。
この日の時点で、防御率はブレーブスのマックス・フリードの1.35に次ぐ2位、奪三振はレッズのソニー・グレイ、ナショナルズのマックス・シャーザーの55、レッズのトレバー・バウアーの54に次いで4位の52をマークしている。
日本人初サイ・ヤング賞も狙える。
また奪三振数を与四球数で割った「K/BB」ではカブスのチームメイトのカイル・ヘンドリクスの8.50、メッツ、ジェイコブ・デグロムの7.00に次いで3位の6.50である。そして投球回数もカイル・ヘンドリクスの44回、ロッキーズのセンザテーラの43.1回に続く43.0回で3位タイにつけている。
投球の「質」だけでなく「量」でもトップクラスなのだ。
こうなってくるとMLB投手の最高の栄誉とされる「サイ・ヤング賞」の可能性も現実味を帯びてくる。
500勝投手サイ・ヤングの名前を冠したこの賞は、両リーグで最高の投球をした投手(先発、救援含む)に与えられる「投手のMVP」といっても良い賞だ。
ただし日本の「沢村賞」とは異なり、勝利数や完投、完封などの数字は考慮されない。投球内容が重要になってくる。昨年、一昨年と11勝、10勝のメッツ所属ジェイコブ・デグロムが最多勝(両年ともに18勝)の投手を差し置いて受賞している。
LATEST COLUMNMORE
-
「新井(貴浩)監督が怒ってないことを祈ります」侍ジャパンで大爆発の小園海斗(広島)に坂倉将吾捕手がツッコミ「シーズン中にやれよって」 (2024/11/22)
-
「クセに注目しすぎて」超速・五十幡亮汰はなぜプレミア12米国戦で盗塁死した? 本人&亀井善行コーチが明かす「サニブラウンに勝った足だけでなく…」 (2024/11/22)
-
「オオタニが今後も健康なら同じように…」“エンゼルス先輩MVP”プホルス、トラウトが語った大谷翔平評「子供の前で打撃練習させたいね」 (2024/11/22)
-
「藍にとって石川祐希とはどんな存在?」の問いに、高橋藍は何と答えた? 同郷の先輩・福澤達哉に明かした“激動の1年”と“日本代表への思い” (2024/11/22)
-
「350km/hの男になる」小椋藍がMotoGP初ライドで見せた潜在能力と、やっぱり気になる真っ赤なアイツとは (2024/11/22)