NumberPREMIERの動画インタビューによる新連載「ドラ1の方法論」では、プロ野球選手を数多く輩出してきたチームを徹底取材し、その育成術を探っていく。記念すべき1回目に登場するのは、前人未到の「4年連続の複数ドラ1」という快挙に迫る青山学院大。1年春から正捕手を務める今秋のドラ1候補・渡部海捕手に話を聞いた。《安藤寧則監督、中野真博コーチの動画インタビューは公開中。近日中に鈴木泰成投手も公開予定です》
1年春のリーグ戦から正捕手を担う。4年春までの7シーズンで東都大学リーグMVP1回、ベストナインは5回に上る。
アマチュア球界でも屈指の存在。今年のドラフト会議でも1位指名が有力視される青山学院大の渡部海にも当然、手ごたえはある。

「そこを目標にしてやってきたので。『今までやってきたことは間違っていなかったのかな』と思います」
渡部はもともと、智辯和歌山高に在学中から高卒でのプロ入りを志していた。だが、当時はまだ「漠然としたものだった」という。
意識改革へのきっかけは突然、訪れた。
高校1年のシーズンオフ。日米通算4367安打の世界記録を保持するイチローが、初めて高校生を指導する場に選んだのが智辯和歌山だった。直接的なやり取りこそほとんどなかったが、野球界のレジェンドがチームに残したメッセージは渡部の心に残り続けた。
「ちゃんとやってよ」

2年夏に正捕手として5人ものピッチャーをリードしチームの全国制覇を支え、3年夏にも甲子園に出場。通算ホームラン数は38本と、強肩・強打と評された渡部は「大学で力をつけ、1位でプロに行く」と、明確な目標を設定することができた。
全体練習は短く、自由な時間が多く設けられた青山学院大の環境において、渡部はイチローの言葉の意味を、身をもって理解する。
周りから「ちゃんとやってないだろ」って言われないように、ちゃんとやろう――。
渡部が語る、鈴木泰成の成長とは
1学年8人程度の少数精鋭のチームは競争が激しい。毎年、高校野球界を沸かせた逸材が入学してくるからこそ「負けない」と闘争心に火が付き、日々レベルアップに努められる。だから、大学での渡部の「ちゃんとやってよ」は、常に100%なのである。
「そこまで練習を苦に感じていなくて。野球が好きですし」
キャッチャーとしての持ち味は、試合の流れを読み、ピッチャーの個性を生かすリードだ。今春から不動のエースとなった最速155キロ右腕の鈴木泰成も、彼が「ドラフト1位候補」となる過程で渡部は下支えした。
「今までは真っすぐとフォークで抑えていたんですけど、緩急も使えるようになりましたし、すごく成長していると思います」
大学4年間で確かな実績を刻んだ、大学No.1キャッチャー。必然の「ドラ1指名」は、間もなくやってくる。

動画では以下のような話題について語っています。
- 「ドラフト1位候補」と呼ばれることについて
- 大学でも生かされるイチローの〝金言〟
- 指導者たちが認めるキャッチャーとしての経験
- キャッチャーから見る「ドラフト1位候補」の鈴木泰成
- MLBドラフトで指名された盟友に受ける刺激
- なぜ青山学院大から「ドラ1」が数多く生まれるのか
智辯和歌山高時代に日本一。青山学院大でも「大学No.1キャッチャー」と呼ばれる渡部海選手のドラフト1位への想いとは。約10分間の動画インタビューを是非ご覧ください。
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