岡本が伸びた巨人、大卒投手のDeNA。

＜巨人＞
2014年 岡本和真（内）智辯学園高
　321試 1164打 327安 65本 200点 7盗 率.281
2015年 桜井俊貴（投）立命館大学
　49試 8勝8敗0S 0H 139.2回 率4.70
2016年 吉川尚輝（内）中京学院大学
　108試 368打 99安 4本 32点 13盗 率.269
2017年 鍬原拓也（投）中央大学
　21試 1勝3敗0S 2H 46.2回 率5.98
2018年 高橋優貴（投）八戸学院大学
　18試 5勝7敗0S 0H 93回 率3.19

　※2019年 堀田賢慎（投）青森山田高

　岡本和真が主軸選手に成長した。以後の選手も試合には出ているものの、主力に「育った」と言える選手は少ない。三軍まである分厚い選手層に加え、毎年FAで大物が加入するために、ドラ1と言えど伸びる余地はそれほど多くないのが現状だ。

＜DeNA＞
2014年 山崎康晃（投）亜細亜大学
　303試 13勝17敗163S 36H 296回 率2.34
2015年 今永昇太（投）駒澤大学
　94試 36勝34敗0S 4H 538回 率3.55
2016年 濱口遥大（投）神奈川大学
　58試 20勝16敗0S 2H 300.2回 率3.56
2017年 東克樹（投）立命館大学
　31試 15勝7敗0S 0H 192.1回 率2.71
2018年 上茶谷大河（投）東洋大学
　25試 7勝6敗0S 0H 134回 率3.96

　※2019年 森敬斗（内）桐蔭学園高

　ここ5年で獲得したドラ1はすべて大学出の投手。シーズンごとに成績に浮き沈みこそあるが、守護神の山崎を筆頭にすべて一軍で活躍している。中畑清、ラミレスという監督が若手をどんどん登用したこともあるが、スカウト、育成の手腕では群を抜いている。

　その流れがある中で今季は高卒の内野手をドラ1で獲得したが、どう育てるのか注目したいところだ。

＜阪神＞
2014年 横山雄哉（投）新日鐵住金鹿島
　8試 3勝2敗0S 0H 33.2回 率4.28
2015年 高山俊（外）明治大学
　387試 1221打 313安 20本 132点 20盗 率.256
2016年 大山悠輔（内）白鴎大学
　335試 1083打 281安 32本 162点 10盗 率.259
2017年 馬場皐輔（投）仙台大学
　4試 0勝1敗0S 0H 12回 率6.75
2018年 近本光司（外）大阪ガス
　142試 586打 159安 9本 42点 36盗 率.271

　※2019年 西純矢（投）創志学園高

　期待を抱かせながらもレギュラーに定着しきれない選手が多かったが、今年、近本が盗塁王を取りセの新人安打記録を更新。先輩たちをあっさりと抜いた印象だ。高卒ながら、今年のドラ1である西も積極的に登用されるのではないか。