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鎌田大地、ブンデス1年目を終えて。
「帰りたい気持ちは一切ない」

posted2018/07/23 10:30

 
鎌田大地、ブンデス1年目を終えて。「帰りたい気持ちは一切ない」<Number Web> photograph by Getty Images

20歳でフランクフルトに移籍し、ドイツカップの優勝も経験した。鎌田大地が日本代表世代交代の先頭に近い位置にいることは間違いない。

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二宮寿朗

二宮寿朗Toshio Ninomiya

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 海外に飛び出して活躍できなければ、こう囁かれがちだ。

 Jリーグでやっていたほうが良かったんじゃないの? 海外の水が合ってないんじゃないの? 失敗だったんじゃないの?

 昨年6月、サガン鳥栖からフランクフルトに移籍した鎌田大地は11月のレバークーゼン戦を最後に出場機会は訪れなかった。公式戦で4試合に出場したのみ。不遇なシーズンだったと言っていい。

 しかし不遇と、成長の停滞はイコールではない。海外挑戦の失敗ともイコールではない。新シーズンに意気込む21歳の鎌田に、憂いの香りは一切ない。

「正直、こんなに苦しむとは」

「自分がどう見られているかは分かりませんけど、日本に帰りたい気持ちは一切ないです。プロのサッカー選手なので、サッカーがうまくいっていないと見え方が違ってくるのは仕方がない。そういう職業ですからね。

 僕、別に昔から(経歴が)エリートのように来ていないんで、うまくいかないこともいつもどおり。ただ正直、こんなに苦しむとは予想していなかったですけど。僕から見てもフランクフルトにはいいなと思う選手がいっぱいいて、そのレベルの高い環境でやってきた。見ているだけじゃ分からなかったことを経験できています。何とか耐えて、ケガもなく集中してシーズンを過ごせたのは次につながるのかなって感じています」

 成功に向かうためのプロセス。盲信ではなく、あくまで客観を持って自己分析を済ませたうえでの所信である。

 移籍してすぐにチャンスは訪れた。

 リーグ開幕のフライブルク戦でフォワードとして先発出場を果たす。しかしゴールに絡めず、ほろ苦いデビュー戦に終わる。以降、先発に定着することはなかった。

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