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1stステージ最終節、湘南・曹監督の心。
四季の移ろいを感じつつ、成長を知る。

posted2016/06/29 10:45

 
1stステージ最終節、湘南・曹監督の心。四季の移ろいを感じつつ、成長を知る。<Number Web> photograph by Shonan Bellmare

ついに1stステージ最終節。目指すべきコンセプトを変えずにきたことで、チーム力も上向きになってきた!

text by

曹貴裁

曹貴裁Cho Kwi-Jae

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photograph by

Shonan Bellmare

 Jリーグの監督は、目の前の試合に対してどんな準備をし、結果をどう受け止め、そしてどんな思いで次の試合に向かうのか……。
 本連載では、湘南ベルマーレを率いる曹貴裁監督が、試合に臨むまでの過程を記した前週の日記と実際の試合結果を受けての胸中を同時に紹介。
 悩み、考え、決断する監督のリアルな声を毎週お届けします!
 今週の日記には、1stステージ最終節・柏戦に向けての昂ぶりが綴られています。

*本連載ではチョウ・キジェ監督の氏名表記方法につきまして、湘南ベルマーレとの協議により「曹貴裁」と統一いたします。

<第17節・柏戦前週の監督日記>

●6月22日(水)

 前節の磐田戦で勝利を収め、1stステージも終盤に差し掛かったここ3試合を負けなしで終え、勝点7を取れた。勝ったから、負けていないからムードが良くなるということは全然考えていないけれど、ただ負けていないことで選手が「これで良いんだ」という納得感や安心感を持てたような空気はある。

 磐田戦翌日のサテライトリーグ新潟戦を見ていても、選手全員が単にピッチに立とうとするのではなく、勝つためにピッチに立つという思いが、僕が監督を務めている5年間で考えても間違いなくすごく高い位置にある。とかく試合に出られていない選手は「試合に出たい」という思いが先行し、自分のアピールの場として試合に臨みがちだけど、そこを超えて「チームが勝つために自分に何ができるか」という思いの温度が、リーグ戦で出場機会の多い選手とほとんど変わらない。

 それは監督として非常にありがたいこと。

 今年はホームで7連敗したり、今も状況は大きくは変わらずに満足できるシーズンでは全くないけれど、一歩一歩課題に向き合って前を向こうとする選手たちを助けていきたいし、その温度に負けない自分でいなきゃいけないと痛感した1週間だった。

【次ページ】 レイソルはJクラブが目指すスタイルを確立している。

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