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松井珠理奈が語るプロレス総選挙。
「私の“推しレスラー”3人は……」

posted2018/05/15 18:00

 
松井珠理奈が語るプロレス総選挙。「私の“推しレスラー”3人は……」<Number Web> photograph by Jurina Matsui

松井珠理奈は、プロレス関連のアパレルをおしゃれに取り入れる「プロレスコーデ」を提唱。本人のSNSに写真をアップしている。

text by

Number編集部

Number編集部Sports Graphic Number

PROFILE

photograph by

Jurina Matsui

「私にとって、プロレスは“道標”です」
ドラマ『豆腐プロレス』では女子プロレスラー・ハリウッドJURINAを熱演。
画面を飛び出し、後楽園ホール、愛知県体育館で熱い実戦も繰り広げた。
「1・4」スペシャルアンバサダーを務め、仕事の合間を縫っては試合観戦に赴く。
プロレスを愛するSKE48の松井珠理奈は、今回の選挙で誰に投票するのか――。

 最高だと思うレスラーを3人選べと言われましても……。プロレスラーの方々はみんな、それぞれいいところがあるんです。だから、全員のことを尊敬しているし、好き。3人なんて難しい! でも、“あえて”ということですよね。トランキーロ。あせらないでください。夜中まで、何度も、必死に考えたんですから。私が票を入れたい、推しレスラー3人を紹介させていただきます。

 まずは、ケニー・オメガ選手(昨年5位)。私がプロレスに夢中になるきっかけを与えてくださった方です。初めて観た試合は、2017年の「1・4」。オカダ・カズチカ選手とのIWGPヘビー級王座戦でした。ドラマ『豆腐プロレス』で「ハリウッドJURINA」を演じる勉強のために、リングサイドで観戦させていただいたんです。

 これが衝撃の体験になりました。技の迫力が凄まじかった。ケニー選手は、そんなに跳ぶの? 危ないよ! と思わせる技を平気でやってしまうんですよ。アクロバティックな技の数々と、それに対抗して勝利したオカダ選手。2人の激しい戦いを見ているうちに、泣いていました。倒れても立ち上がり、命を削って戦っている人がいることを目の当たりにして、感動したんです。

 後に「2017年度プロレス大賞年間最高試合賞(ベストバウト)」に選ばれる試合だったのですが、この1戦を観たことで、私のプロレス愛が生まれました。

 私自身、ハリウッドJURINAとして、少しですがプロレスをやらせてもらうことでわかった大変さもあります。オカダ選手の「レインメーカー」、丸藤正道選手の「不知火」、内藤哲也選手の「デスティーノ」など、いろいろな選手の技を取り入れたいと思い、挑戦させていただいています。これらは練習を重ねることで、何とか形にできました。

 でも、ケニー選手の技はどうしても実践できません。受ける相手も危ない。「片翼の天使」なんて、メンバー相手にやったら大変なことになってしまうと思います。

「ハリウッドJURINA」Tシャツを着用!?

 また、ケニー選手はSKE48のコンサートに来てくださったことがありました。なんの変装もなく、あのままの姿に「ハリウッドJURINA」Tシャツを着ていたので、客席にいるのをすぐ見つけられました。公演後にお話しすると、「またみたいです」と言ってくれて(笑)。

 リング上とは違って、普段はおちゃめな一面があるのもまた魅力なんですよね。

 選挙におけるファン心理もくすぐられます。48グループの総選挙では、「1位になるだろう」と思われる人って、意外と票が集まらない。それよりも「なんとか1位になってほしい」という心理を生む人の方が、多くの票を集める気がします。ケニー選手は実力が十分なのに、今はベルトを持っていない。だから、応援したくなっちゃう。自分がなんとかしてあげたい! というファンの方の気持ちがとてもよくわかります。

【次ページ】 ライガー選手のギャップ、素敵だな。

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